2022.12.23 研究・成果
広島大学大学院医系科学研究科生理機能情報科学の宮﨑充功准教授、北海道大学大学院獣医学研究院環境獣医科学分野野生動物学教室の下鶴倫人准教授・坪田敏男教授、神奈川大学人間科学部の北岡祐准教授、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系身体運動科学研究室の高橋謙也助教らの研究グループは、冬眠期のツキノワグマ骨格筋は、省エネモードに入ることで栄養素としての筋タンパク質の分解を抑えることにより、「不活動でも衰えない筋肉」となることを明らかにした。
体を動かす筋肉は、運動・トレーニングなどで使えば使うほど強く・大きくなり、一方でけがや病気、または重力負荷の減少(宇宙滞在や寝たきりなど)の影響によって不活動状態が続くと弱く・小さく衰えていく。
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