2023.01.13 研究・成果
東京医科歯科大学難治疾患研究所の岡澤均教授
18世紀に発見されたと言われている核小体は、リボソームRNAを産生するなど、細胞が生きるために必須の役割を持っており、がん、老化、神経変性疾患など、あらゆる生命現象と深く関連している。細胞核の中にある最も大きな構造物だが、核のような膜を持っておらず、どのようにして、その構造を形成・維持するのかはわかっていなかった。東京医科歯科大学難治疾患研究所の岡澤均教授の研究グループは、金沢大学などとの共同研究で、核小体の構造の形成・維持において、ポリグルタミン結合タンパク質5(PQBP5)が主要な働きをしていることを発見した。
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