2023.02.17 研究・成果
奈良教育大学自然環境教育センターの髙野彩子研究部員と鳥居春己教授、山形大学大学院理工学研究科の村上綾子さん(大学院生)と同学術研究院の玉手英利教授、福島大学大学院共生システム理工学研究科の高木俊人さん(大学院生)と同共生システム理工学類の兼子伸吾准教授は共同で、奈良公園のニホンジカが周辺地域と近縁ではあるものの独自の遺伝子型をもつ集団であることを明らかにしたと発表した。奈良公園と紀伊半島各地のニホンジカの遺伝的解析を行うことでわかった。奈良公園のシカ集団は周辺のシカが人間活動の影響で絶滅した際も千年以上保護・維持されてきたことが明らかになった。自然と人間の共生に重要な知見を与える成果と期待される。
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