2023.05.12 政策
博士課程学生やポスドク、若手研究者が海外の一流研究室で武者修行したり、ワークショップを開催したりするためのソフトマネーを支援する先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)の公募が6月に開始される。2022年度補正予算501億円(JST440億円、AMED61億円)の基金を原資に、日本人研究者の国際科学トップサークルへの参加を促進し、優秀な若手研究者同士の交流・コネクション強化を図る。昨年、理事長裁量経費2億円で試行的に実施したJSTの橋本和仁理事長は「欧米先進国からは多くの期待が寄せられている。イギリスは似た仕組みとして、国際科学パートナーシップ基金(ISPF)の立ち上げを発表した。試行で様々な課題も明らかになったので、その経験を生かして取り組んでいきたい」と話す。
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