2023.05.12 研究・成果
九州大学大学院工学研究院の新居輝樹助教
がん組織を、急性の炎症組織にしてしまうことで、免疫細胞に攻撃させる。九州大学大学院工学研究院の新居輝樹助教、片山佳樹教授、谷戸謙太一貫制博士課程4年生らの研究グループは、がんで炎症の引き金役となる細胞医薬マックトリガー(MacTrigger)を世界で初めて開発した。がんを攻撃するのではなく、マクロファージを使って生体の異物排除機能を動かすというコンセプトは全く新しいものだ。新居助教は「できれば10年以内には臨床試験を開始したい」と話す。
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