2023.08.11 研究・成果
東北大学大学院理学研究科の井龍康文教授らの研究グループは産業技術総合研究所、琉球大学、秋田大学と共同で、宮古島の生物相の成立過程を説明する「OMSP仮説」を新たに提唱したと発表した。地質学と生物学の知見を融合することで、沖縄本島と宮古島の間に存在する沖縄-宮古海台(OMSP)が550万年~27万年前頃に400㌔㍍にもわたる陸地で、沖縄本島から宮古諸島への生物移動の経由地となっていた可能性を明らかにした。琉球列島の形成史解明につながる成果と期待される。
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