2023.10.20 その他
全国561の大学図書館が加盟する大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)と世界最大の学術出版社エルゼビアは、各大学が実情に合わせて転換契約を行えるよう、転換契約提案に合意した。これまで購読料は大学図書館が、APC(オープンアクセス掲載公開料)は研究者がそれぞれ支払っていたが、転換契約によって、所属研究者はAPCを気にせずオープンアクセス(OA)論文出版が可能になる。今回の契約期間は2024年から26年までで、各大学の実情に合わせて個別契約することになるが、東北大学は10月12日、いち早く来年1月から転換契約を行うことを表明した。日本の存在感を高めるOA化に向けて大きな一歩だ。
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