2023.10.27 研究・成果
日本原子力研究開発機構東濃地科学センターの西山成哲博士研究員と丹羽正和ネオテクトニクス研究グループリーダーらの研究グループは、火道安定型火山について地形データから火山の過去のマグマ移動の痕跡(通り道)を机上で推定する手法を開発したと発表した。山頂以外を囲む等高線の面積の違いでその火山が火道安定型か火道不安定化型かを推定可能で、火道安定型火山については等高線の伸びの方向が放射状岩脈(マグマの通り道)の分布を反映していることがわかった。検証は過去の活動履歴が明らかになっている火山で行われ、同手法が火道安定型火山に適用可能なことを確かめた。
© 2024 THE SCIENCE NEWS