2024.01.12 研究・成果
東北大学材料科学高等研究所の安東弘泰教授と公立はこだて未来大学の香取勇一教授の研究チームは、自然現象そのものを計算資源として活用することで、複雑な相互作用を持つ自然現象の予測を行う環境計算(コンピューテーション・ハーベスティング)の概念を提唱し、その原理検証のための一連の実験を成功させた。PLOS ONEに掲載された。
研究チームは、風を受ける植物とそれをカメラで撮影する実験システムを構成し、その植物の映像から検出した特徴点の動きに対して、リザバーコンピューティングの原理を適用しつつ、従来のような詳細な設計を必要としない方法論により風向きと強さを推定する実験を行った。
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