2024.03.08 研究・成果
大森賢治教授
冷却原子(中性原子)方式の量子コンピューターの実用化に向けて、分子科学研究所と金融機関、企業など10社が、事業化検討プラットフォーム(PF)を設立し、事業化に向けた活動を開始した。2024年度中にスタートアップを設立し、冷却原子方式量子コンピューター実用化開発を進める。プロジェクトを主導する大森賢治教授は「26年度に試作機、30年度までには、1万量子ビット程度の実用レベルの誤り訂正(誤り耐性の前段階)ができる量子コンピューターを実用化し、社会に提供したい」と話す。
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