2024.04.26 研究・成果
短時間でも効果のある運動方法とはなにか。早稲田大学スポーツ科学学術院の川上泰雄教授、国立スポーツ科学センターの山岸卓樹研究員らの研究グループは、わずか40秒という短時間の高強度間欠的運動で、全身の酸素消費量と大腿部の主要な筋肉の活動が大きく増加することを発見した。また、高強度運動の反復回数と、酸素消費量の増加は必ずしも比例しないことがわかった。
近年、トレーニング効果を生み出す「最少量」の研究が盛んに行われている。最新知見では、わずか40秒の高強度間欠的運動(20秒の全力運動を、休憩を挟んで2本実施)が、30分以上を要する中程度の強度の有酸素運動と同等もしくはそれ以上に最大酸素摂取量を向上させることが明らかになっている。
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