国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第七部の本田学部長と国際科学振興財団情報環境研究所の河合徳枝副所長らの研究グループは、マウスに自然環境音を聴かせながら飼育すると、平均寿命が延長することを発見したと発表した。通常の実験動物飼育環境の暗騒音下より、自然環境音下における飼育の方が、寿命が最大17%延長することがわかった。音環境を含む情報環境の改善による精神・神経疾患の治療法開発につながると期待される。成果は国際オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で5月21日公開された。
© 2024 THE SCIENCE NEWS