2024.06.28 研究・成果
井上治久教授
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の井上治久教授、徳島大学病院脳神経内科の和泉唯信教授、藤田浩司講師、京都大学医学部附属病院脳神経内科の髙橋良輔前教授、江川斉宏前院内講師、北里大学病院脳神経内科の西山和利教授、永井真貴子診療准教授、鳥取大学医学部附属病院脳神経内科の花島律子教授、渡辺保裕准教授、奈良県立医科大学附属病院脳神経内科の杉江和馬教授、東邦大学医療センター大森病院脳神経内科の狩野修教授、広島大学病院脳神経内科の丸山博文教授らの研究チームは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象とした、慢性骨髄性白血病治療薬ボスチニブの第2相臨床試験について、治験に参加したALS患者26人中、少なくとも13人で進行の抑制を確認したという結果速報を公表した。井上CiRA教授は「患者さんそれぞれで結果に揺らぎがあるものの、一定の効果が確認できた。一日でも早く患者さんに届けられるよう、承認申請を視野に第3相試験も含め、あらゆる可能性を検討している」と話す。治験結果の統合報告書は7月中にも公表する予定。
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