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2024.07.12 研究・成果

蚊は腹八分目で吸血停止 血液中のペプチドがシグナルに

理化学研究所生命機能科学研究センター栄養応答研究チームの佐久間知佐子上級研究員と東京慈恵会医科大学熱帯医学講座の嘉糠洋陸教授らの研究グループは、哺乳類の血液中に存在する「フィブリノペプチドA(FPA)」がネッタイシマカの吸血を満腹前に停止させる作用をもつことを明らかにしたと発表した。蚊の吸血の仕組み解明や人為的に吸血を阻害する手法の開発につながる成果と期待される。成果は国際学術誌「Cell Reports」6月20日号に掲載された。
蚊は吸血によってかゆみを宿主に与えるだけでなく日本脳炎やマラリア、デング熱など多くの病原体を媒介し、世界中で公衆衛生上の脅威となっている。吸血行動のメカニズム解明や吸血阻害はこれら病原体による疾患の拡大抑制につながると期待されている。

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