2024.08.23 政策
科学研究の世界が大きく2つに分かれていることが、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)の科学技術指標2024で明らかになった。トップ10%論文数上位25カ国・地域の被引用数構造を分析した結果、トップ10%論文について、G7やOECD諸国からの被引用割合が大きいグループと、中国やグローバルサウス諸国からの被引用割合が大きいグループに大別できる。日本はG7等のグループであるため、米国からの被引用トップ10%で比較すると世界順位は13位から9位に上昇する。今後、分野別の状況を明らかにすることで、戦略的に日本の存在感を高めることもできるだろう。
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