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2024.08.23 研究・成果

細胞老化と神経変性疾患 関係を分子レベルで解明 PQBP3の機能低下が共通の原因

 

東京医科歯科大学難治疾患研究所の岡澤均教授

 

東京医科歯科大学難治疾患研究所の岡澤均教授、吉岡優希大学院生(現・特任助教)、黄勇大学院生、田中ひかり講師、藤田慶大非常勤講師(金沢大学特任准教授)、本間秀典特任准教授の研究グループは、金沢大学の安藤敏夫特任教授らとの共同研究で、岡澤教授らが発見した分子PQBP3の機能低下が、老化と神経変性疾患病態の関連性を分子レベルで説明できることを示した。岡澤教授は「PQBP3の機能低下は脳ニューロンでは細胞老化と神経変性の両方で起きうるため、PQBP3を標的にすることで、両者を改善することも可能ですが、一方でニューロン以外の分裂細胞では、PQBP3はガンのリスク因子として報告されています。PQBP3を活性化させて、老化や神経変性を抑制する薬剤開発は、ニューロン選択性の高い発現調節機構を利用するといった技術的な工夫が必要になります」と話す。

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