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2024.10.18

自然科学系ノーベル賞 社会変革生んだ業績 始まりは知的好奇心

自然科学系ノーベル賞の受賞者が決まった。近年のノーベル賞は、大きく分けて3つに類別される。梶田隆章東京大学卓越教授らのニュートリノ振動の発見など、真理の探究に関するもの、故・赤﨑勇博士らの青色発光ダイオードなどのように社会を変革させたもの、ローマ法王が「生命倫理の課題を解決してくれた」と感謝した、山中伸弥京都大学教授のiPS細胞のような社会変革を期待させるもの。今回の授賞対象は、その成果が社会変革につながったものだが、その始まりはすべて研究者の知的好奇心だ。
スウェーデンのカロリンスカ研究所は、ノーベル生理学・医学賞を、マイクロRNAの発見と転写後遺伝子制御における役割を明らかにした、米MIT医学部のビクター・アンブロス教授と米ハーバード大学医学部のゲイリー・ラブカン教授に授与すると発表した。
スウェーデン王立科学アカデミーは、人工ニューラルネットワークによる機械学習を可能にする基礎的な発見と発明について、米プリンストン大学のジョン・J・ホップフィールド名誉教授と、カナダ・トロント大学のジェフリー・E・ヒントン名誉教授にノーベル物理学賞を授与すると発表した。
同アカデミーは、ノーベル化学賞を、計算によるタンパク質設計に関する業績で、米ワシントン大学のデビッド・ベイカー教授に、タンパク質構造予測AIを開発した英グーグル・ディープマインド社のデミス・ハサビス氏とジョン・M・ジャンパー氏に贈ると発表した。

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