2024.10.18 研究・成果
会見で研究成果を発表する広島大の塩見利明客員教授(左)と熊谷元病院診療准教授
広島大学大学院医系科学研究科睡眠医学講座の塩見利明寄附講座教授(現在は医学部客員教授)と熊谷元寄附講座准教授(現在は病院診療准教授)、川口健吾研究員(研究当時)らの研究グループは、実際に発生した大型トラックドライバーの居眠り運転事故の事故率と事故損害金額で評価した衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)の効果が限定的であることを明らかにした。衝突事故1699件についてAEBS搭載、非搭載で比較すると事故率と事故損害金額に有意な差はなかった。さらなるAEBSの改良とトラックドライバーの居眠り早期検知法確立の必要性が示された。
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