2024.11.22 政策
第3期医療分野の研究開発計画案の目標が示された政府の健康・医療戦略推進専門調査会
健康・医療戦略推進専門調査会が11月13日に開催され、来年4月から始まる第3期医療分野の研究開発計画案の全貌が示された。統合プロジェクトを再編することや、AMEDの事業間連携機能の強化などに加え、今回の会合では成果目標が明らかになった。これにより、計画案はほぼ完成し、今後、一部修正を加えたうえで、健康・医療戦略本部で決定される。城内実健康医療戦略担当大臣は「日本の医薬品産業の国際競争力の低下、創薬シーズ等の源泉となるライフサイエンス研究の研究力低下、そしてドラッグラグ・ドラッグロス問題の解消、これらは喫緊の課題だと認識している。こうした課題の解決に向け、医療分野における基礎から実用化までの一貫した研究開発を進め、その際、出口への意識を一層強化し、成果の実用化を加速させ、ワクチンや医薬品、医療機器などをいち早く国民に届けられるよう取り組んでいく」と話す。
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