基本計画専門調査会の初会合で挨拶する城内実科学技術相

第７期科学技術・イノベーション基本計画の検討が始まった。石破茂首相は12月23日、総合科学技術・イノベーション会議（ＣＳＴＩ）に第７期基本計画の検討を諮問し、同日、基本計画専門調査会（座長＝上山隆大議員）を設置した。24日の専門調査会の初会合で城内実科学技術政策担当大臣は「今年10月の大臣就任以来、国内各地の研究所や企業を訪問し、研究開発の最前線を担う現場の方々と意見交換をした。その中で実感したのは、科学技術イノベーションはまさに国力の源泉であり、経済成長や社会課題解決の原動力であるということ。他方で、各機関が非常に限られた予算と人員の中で研究を実施されている状況も目の当たりにした。我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しており、次期基本計画に向けて経済安全保障の観点からも科学技術イノベーション政策のあり方を考えることが非常に重要です。国際的にも我が国の強みを積極的に発信し、世界からも注目される計画となることを期待しています」と挨拶した。