2025.02.21 研究・成果
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程2年のシャイン・シェーン・ナイングさん(ミャンマー)と、宮竹貴久教授らは、0・5%以上のカフェインを含んだ砂糖水を、ヒロズキンバエ(ハエ目)に飲ませると、7日以内に死滅することを明らかにした。使い方次第では、画期的な殺虫剤の開発につながると期待される。
宮竹教授は「カフェインを甘い砂糖水に混ぜてハエに与えるとカフェインには殺虫効果のあることがわかりました。今回の研究成果はJICAと国費支援を受けミャンマーより来日した留学生が証明したもので、カフェインの使い方次第では国際的に殺虫剤としての実用化につながるかもしれません。カフェインが昆虫に及ぼす効果はまだ不明な点が多く、今後、さらなる研究が必要だと思います」という。
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