横浜市立大学学術医学群の谷口英樹主任教授、武部貴則教授らの研究グループは、様々な臓器などから分離した微小な組織片を血管内皮細胞、間葉系細胞と3次元的に共培養することで、血管網を持った立体組織を自律的に創出することに成功した。さらにアルバータ大学との共同研究で、この手法をマウス・ヒト膵島に応用して、血管網を有した膵島組織を創出し、それを重症糖尿病モデルマウスに移植することで生存率を大幅に改善させた。新たな組織移植療法の開発につながるものと期待される。Cell Reportsに8日掲載され、膵島組織のイメージが表紙に採用された。 |
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