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2026.08.28 研究・成果

極小の二重スリット干渉実験 東大グループが成功

1805年頃にトマス・ヤングが行った二重スリット実験は、光を2つの細い隙間(スリット)に通すと、明るい部分と暗い部分が交互に並ぶ干渉じまが映し出され、光に波の性質があることを示した。高校の教科書にも載っている有名な実験だ。東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構の柴田直哉機構長・教授、田畑浩大特別研究員、関岳人准教授、石川亮特任准教授、オーストリア・ウィーン大学のトマ・スシ准教授らの国際共同研究グループは、隣り合う原子を2つの隙間に見立てた極小の二重スリット実験に成功し、電子が作るしま模様から原子の揺れを読み取ることが可能であることを示した。柴田教授は「今後、本手法を半導体材料の界面や欠陥といった熱の流れを妨げやすい場所の解析に応用していくことが考えられます。これにより、材料内部で熱がどこを通りやすく、どこで滞りやすいのかを原子レベルで直接調べることが可能になります。将来的には、半導体デバイスのより高度な放熱設計や、熱を効率よく利用する新材料の開発に大きく貢献できると期待しています」という。

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