2026.11.06 研究・成果


石黒啓一郎教授 飯阪早希絵さん
卵母細胞は胎児の時に生み出され、減数分裂が始まるが、その途中でいったん停止し、排卵されるまでは休眠状態になる。排卵後に減数分裂が再開されるが、休眠期間は加齢とともに長期化し、その間に染色体をつなぎとめるREC8コヒーシンが減少することで、染色体分配の異常が生じやすくなる。最長40年という長期間にわたって卵子の染色体接着が維持される仕組みは、よく分かっていなかった。千葉大学大学院医学研究院/次世代in vivo研究探索センター(cNIVR)の石黒啓一郎教授、島田龍輝講師、大学院医学薬学府の飯阪早希絵特別研究学生、理研生命機能科学研究センターの北島智也副センター長、吉田周平技師らの研究チームは、卵子が長期間にわたり染色体の結合を維持するために必要な新規タンパク質OMC1(Oocyte Meiotic Chromosome protein 1)を発見した。今後、卵子機能維持と女性の生殖寿命を支える分子機構の解明につながることが期待される。
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