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2019.02.01

日本国際賞決定に2氏「人類の平和と繁栄に貢献」

 

 

日本国際賞決定に選ばれた岡本佳男氏(名古屋大特別招聘教授)㊤とラタン・ラル氏(米オハイオ州立大特別栄誉教授)

 

国際科学技術財団は、2019年(第35回)日本国際賞(Japan Prize)の受賞者に、岡本佳男・名古屋大学特別招聘教授/中国ハルビン工程大学招聘教授(78歳)とラタン・ラル・米国オハイオ州立大学特別栄誉教授/炭素管理・隔離センターセンター長(74歳)を選んだ。
科学技術の進歩に対する貢献だけではなく、暮らしに対する社会貢献も審査基準であり、人類の平和と繁栄に貢献する著しい業績をあげた人に授与される。毎年2分野を授賞対象として各分野1件を選定、受賞者には賞状、賞牌、賞金5000万円が贈られる。
今回は、「物質・材料、生産」分野ではらせん高分子を創製する不斉重合の概念を確立、その成果を医薬品等の分離法に発展させた岡本博士、「生物生産、生態・環境」分野では安定した食糧安全保障と気候変動緩和のための環境保全を両立する持続的な土壌管理手法を提唱・実践したラル博士が受賞した。

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