2019.05.31 研究・成果
左から、早大の関根正人教授、東大の生駒栄司特任准教授
早稲田大学理工学術院の関根正人教授と東京大学地球観測データ統融合連携研究機構の生駒栄司特任准教授、喜連川優教授、山本昭夫特任助教、(一財)リモート・センシング技術センターの研究グループは、東京都23区で発生する都市浸水をリアルタイムで予測するシステム「S-uiPS(スイプス:Sekine’s urban inundation Prediction System)」を開発したと発表した。同システムは道路、下水道、都市河川、街区の土地利用状況などに関する詳細なデータベースを作成し、力学(水理学)原理のみに基づいて予測することを特長としている。補正係数やモデル定数は使用しない。データベースが作成できれば、どの都市にも適用できる。今年6月末もしくは7月はじめまでに文部科学省のDIAS(データ統合・解析システム)上で試験運用を目指し、最終調整を行うという。
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