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2019.09.13 その他

「アルツ病研究レポート」日本は論文不振でも存在感高める道あり

9月21日の世界アルツハイマーデーを前に、エルゼビアがアルツハイマー病研究に関するレポートを発表した。アルツハイマー病に関する日本の論文数(2013~18年)は2544本と米国の6分の1、中国の約3分の1で、世界第8位だ。トップ10%論文の割合は22・5%と論文数上位10カ国の中では最下位となった。一方、論文分析の中で、細胞内の有害物生成の分子メカニズムの基礎研究クラスターと、MRIなどを使った臨床研究クラスターとの間に関連性がないことも明らかになっており、今後、iPS細胞などの多能性幹細胞を使った研究によって両者のギャップを埋める研究で、日本が国際的存在感を高められる可能性がある。
世界には予備軍も含めて4500万人が認知症患者がおり、そのうちアルツハイマー病(AD)が原因だとされるのは最大で7割と推定されている。エルゼビアのレポートでは、1970年以降に発表されたADに関する研究論文を分析し、過去50年間の世界の研究動向を総括している。特に注目して分析対象としているのが、米国、中国、イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、カナダ、日本、スペイン、オーストラリアという論文数上位10カ国だ。

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