中央がヒロツバイオの広津崇亮代表取締役、左が日立製作所研究開発グループ基礎研究センタの山田真治センタ長、右が久野範人主任研究員
HIROTSUバイオサイエンス(ヒロツバイオ:広津崇亮代表取締役)と日立製作所(東原敏昭執行役社長)は、線虫の嗅覚機能を利用したガン検査方法「N-NOSE」の実用化に向け、「高スループット自動撮像装置」を新たに開発したと発表した。最も複雑で時間を要する工程を自動化したもので、導入により1日100検体の解析が可能になる。従来は手作業で1日3-5検体が限界だった。同装置は日立製作所の基礎研究センタ(埼玉県比企郡鳩山町)内に開設した「HIROTSUバイオ・日立共同実験室」に設置し、両社によるさらなる研究開発が2日から開始されているという。
© 2024 THE SCIENCE NEWS