2021.02.19 研究・成果
日本原子力研究開発機構物質科学研究センターの関根由莉奈研究員と同先端基礎研究センターの南川卓也研究員らと、東京大学、物質・材料研究機構の研究グループは、廃棄豚骨を材料に、ストロンチウム(Sr)やカドミウム(Cd)などの有害金属に高い吸着性能をもつ吸着剤を開発したと発表した。骨が持つ高い吸着性能を解析することで実現。簡単な操作で製造可能で、既存の吸着剤である天然ゼオライトの20倍の吸着性能を確認した。汚染水の浄化や環境浄化、有害金属回収に役立つ成果と期待される。
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