2021.02.26 研究・成果
大阪市立大学大学院医学研究科の植松智教授と藤本康介助教、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターの井元清哉教授ら、米国ブリガム・アンド・ウィメンズ病院は共同で、再発性Clostridioides difficile(C.difficile)関連腸炎患者の糞便移植治療で腸内細菌叢が機能回復するメカニズムを解明したと発表した。糞便移植治療が効果を示した患者の糞便の腸内細菌およびウイルスの全ゲノム解析を行い、機能や相互作用を解析。移植前後で腸内細菌が置き換わり、腸内細菌とウイルスが相互作用して機能が回復していることがわかった。効果的な治療法開発につながる成果と期待される。
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