2021.03.05 研究・成果
井上治久教授
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の今村恵子講師、矢田祐一郎共同研究員、井上治久教授らの研究グループは、健康な人のiPS細胞から作った運動ニューロンとALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のiPS細胞から作った運動ニューロンを診断精度97%という高精度に判別する人工知能モデルを構築した。井上教授は「ディープラーニングは自動的に特徴量を抽出するため、判断の基準がブラックボックス化していることや未知のデータに適合できない場合もある。今後、より多くの情報を拡充して、将来的にはALS診断を支援するシステムにしたい」と話している。
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