2021.03.05 研究・成果
岩手大学次世代アグリイノベーション研究センターのラーマン・アビドゥール准教授、島根大学学術研究院の秋廣高志助教、東京大学大学院農学生命科学研究科の田野井慶太朗教授らのグループは、セシウムを効率的に取り込む植物タンパク質を世界で初めて発見し、植物を用いて放射性セシウムで汚染された土壌を浄化するファイトレメディエーション(植物修復)法の実現可能性を初めて示した。
原発事故が起きた際などに拡散する放射性セシウムが土壌に蓄積し、深刻な土壌汚染問題を引き起こす。この解決法として、近年植物を使い土壌中の有害物質を吸収浄化させるファイトレメディエーション法が注目されている。
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