2021.07.23 研究機関
理化学研究所と国立情報学研究所(NII)、大阪大学、エムティーアイの共同研究グループは、7月20日から8月8日までと、8月24日から9月5日までの2回にわたり、世界最高レベルのスーパーコンピューター「富岳」を使って、首都圏で30秒ごとに更新する30分後までの超高速高性能降水予測について、リアルタイムの実証実験を行う。実験を行う「ゲリラ豪雨予測手法」は、さいたま市に設置されている最新鋭のマルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダー(MP-PAWR)による実際の現実データと、サイバー上のシミュレーションを組み合わせた世界的に唯一の技術である。この研究では今年3月9日に共用が始まった富岳を使用するが、共同研究グループは富岳の活用で一層の飛躍が期待できるとしている。
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