教育・人材育成ワーキンググループに向けたキックオフミーティング
ソサイエティ5・0を実現するための最も重要な鍵となるのが人材だ。総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)は、初等中等教育を含めた人材育成策を検討するため、教育・人材育成ワーキンググループに向けたキックオフミーティングを開催した。CSTI有識者議員だけでなく、文科省の中央教育審議会や経産省・産業構造審議会などからも委員が参加している。座長の藤井輝夫CSTI議員(東大総長)は「STEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学に関する教育)や探究的学習など、繰り返し議論がなされてきたが、今や実行段階に来ており、これまでの議論を踏まえ、理念論から脱却して、制度や仕組みを含めて具体論を議論し、実行計画を策定していく」と話す。ワーキンググループでは、年末までに中間とりまとめ、年度末までにとりまとめを行い、来年4月には政策パッケージを策定する。
© 2024 THE SCIENCE NEWS