2021.12.03 政策
政府は11月26日の臨時閣議で2021年度補正予算案を閣議決定した。文部科学省の補正予算案は1兆5487億円で、そのうち1兆円以上が科学技術関連施策となっている。またワクチン開発関連では、文科省、経産省、内閣府がAMEDに合計2519億円の基金を造成し、研究開発に取り組む。
科学研究費補助金で新たに創設される国際先導研究に110億円が盛り込まれた。国際先導研究は、日本のトップレベル研究者の国際的なネットワークを強化し、その中でポスドクや博士課程学生が優秀な研究者としてネットワーク構築を進め、キャリアアップする仕組みで、1件あたり5億円で国際共同研究とポスドク・博士課程学生の長期海外派遣や独立を支援する。1月の補正予算成立後、公募を開始する。
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