2022.03.25 研究・成果
東京大学大学院医学系研究科の上田泰己教授、香取真知修士課程2年(研究当時)、史蕭逸助教らは、研究室で独自に開発した、腕の加速度から睡眠・覚醒状態を判別する機械学習アルゴリズムACCELを用いて、英国のUKバイオバンクにある約10万人(40~69歳)の加速度データを睡眠データに変換し、それを詳細に解析した。その結果、この10万人の睡眠が16種類のパターンに分類できることを見いだした。その中には、朝型や夜型といった既知の睡眠パターンに加え、睡眠障害との関係が疑われる新しい睡眠パターンも含まれていた。
ACCELは、リストバンド型加速度センサーから得られた3軸の加速度データを高精度な睡眠データに変換することができる。その睡眠データを17の一般睡眠指標と4つのリズム関連推進指標を含む21の睡眠指標に変換。これらをクラスタリングすることで8種類のクラスターに分類した。
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