2022.07.01 政策
政府の経済安全保障に関する有識者会議が開いた初会合
経済安全保障重要技術育成プログラムの公募に向けた具体的検討が始まった。政府の経済安全保障重要技術育成プログラムに係るプログラム会議(座長=松本洋一郎・外務省科学技術顧問)は初会合を開き、今後、プログラムの対象とすべき重要技術等を示す研究開発ビジョン案とファンディング機関(JST、NEDO)における具体的実施方針などを示す運用・評価指針を取りまとめ、年内には最初の課題公募を開始することを確認した。小林鷹之・経済安全保障担当大臣は「国家の基本政策は経済と安全保障であり、科学技術力とイノベーション力が基盤として支えている。しかし、日本の科学技術力は相対的に低下しており、このトレンドが続けば二流国になると危機感を持っている。国際社会において我が国が必要不可欠となる分野を一つでも二つでも戦略的に増やしていくため、先を見据えたビジョンを策定していただきたい」と挨拶した。
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