AMEDの新事業が明らかにされた政府の医薬品開発協議会
AMEDは、国費(基金)と企業資金を組み合わせて、複数のアカデミアと複数企業の取り組みを支援する革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型)の公募を近く開始する。AMEDの三島良直理事長が政府の医薬品開発協議会で明らかにした。
一般的に、産学連携への支援としては、産学連携の支障となる座組作りの提供による連携の促進や、初期段階での研究支援による研究成果の社会実装の加速に対して支援が行われてきた。この基金では、単独のアカデミア、企業ではなく、複数のアカデミア、企業が参加する事業に官が参加することで、研究期間中だけでなく研究前後でのマッチングや連携支援を通して、連携をより広く展開することが可能になる。これらの連携に対して官からの委託費を支出することで、産学の連携以上に研究の規模が増強し、成果創出力が向上、研究成果をいち早く実用化につなげる。
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