2022.09.09 研究・成果
慶應義塾大学医学部の林田哲専任講師、北川雄光教授を中心とする多施設共同研究グループは、フィックスターズと共同で、ディープラーニング技術を用いた人工知能(AI)による画像診断システムを開発した。乳がん検診(乳房超音波検査)を受診した患者が、精密検査を受けるべきかどうかを高い精度で判定できる。Cancer Scienceオンライン版に掲載された。
ディープラーニング技術の一つであるCNN(Convolutional Neural Network)技術を利用して開発されたAIは、乳房超音波画像診断の国際的基準であるBI-RADS判定基準に基づいた診断を行い、対象となる超音波画像に精密検査が必要な病変を含むかどうかを判定するために開発された。
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