2022.11.11 その他
名古屋市立大学大学院精神・認知・行動医学分野の明智龍男教授、愛知県がんセンター乳腺科の岩田広治部長、国立がん研究センターがん対策研究所の内富庸介研究統括、京都大学大学院健康増進・行動学の古川壽亮教授らの研究グループは、乳がん患者の再発に対する恐怖感を、スマートフォンの認知行動療法のアプリで軽減することに成功したと発表した。通院しなくても臨床研究に参加できる分散型臨床試験の基盤を患者市民参画で開発。447人の乳がん患者について、通常の治療に加えアプリを使用する群と使用しない群で効果を比較することで確かめた。鬱など他の治療にも応用できる可能性があると期待される。
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