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2022.12.16 研究・成果

Pコンピューター実現へ大きな一歩 確率動作スピン素子と半導体回路を組み合わせ

深見俊輔教授

 

東北大学の小林奎斗大学院生(工学研究科)、金井駿准教授(電気通信研究所)、大野英男教授、深見俊輔教授(電気通信研究所)らは、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のケレム・カルサリ博士、イタリア・メッシーナ大学のジョバンニ・フィノキオ博士らと共同で、古典コンピューターが苦手で量子コンピューターが得意とする問題を解決する確率論的コンピューターを構築し、古典コンピューターよりも約5桁高い演算性能と約1桁低い消費電力を実現できることを明らかにした。深見教授は「実用化に向けた技術的課題は5~10年以内には解決できる。エッジ領域で使えるマシンを目指したい」と話している。米国で開催されたIEDM(International Electron Devices Meeting)で発表した。

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