2023.09.22 研究・成果
京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授と藤原秀朗さん(大学院生)らと大阪大学大学院医学系研究科の萩原圭祐特任教授らの研究グループは、幼児期の感情制御が腸内細菌叢と関連することを明らかにしたと発表した。日本人の3-4歳幼児257人を対象にして調査。この時期の感情制御に困難さを抱える幼児群の腸内細菌叢は、炎症との関連が指摘される菌の占有率がそうでない群と比べて高いことがわかった。また感情制御の発達リスクは、緑黄色野菜の摂取頻度や偏食とも関連することがわかった。食を通した幼児期の認知発達支援法開発につながる成果と期待される。
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