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2023.11.03 研究・成果

ロボット用いて太陽電池開発加速 阪大、独自の自動評価装置利用

 

大阪大学大学院工学研究科の佐伯昭紀教授、西川知里博士課程学生(研究当時)らの研究グループは、通常は手動で行う測定装置とロボットを組み合わせ、光物性、マイクロ波伝導度、光学顕微鏡像を自動で測定できるシステムを独自に開発し、このシステムを使うことで、有毒元素を含まないペロブスカイト太陽電池材料の性能向上に成功した。
溶液塗布プロセスで作製可能で、低価格化・軽量化が期待できる鉛ペロブスカイト太陽電池は、従来の無機太陽電池に代わる次世代太陽電池として研究・開発が進められており、この14年でシリコン太陽電池のほぼ同等の26%まで変換効率が向上した。ただし、有毒な元素である鉛を含むことが大きな懸念となるため、非鉛で比較的低毒な元素からなる太陽電池の研究も進められている。

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