2024.07.05 大学等
大学研究者の研究時間がさらに減っていることが、文部科学省の調査で明らかになった。文科省では、国際的な研究者数の比較のため、5年ごとにフルタイム(FTE)換算係数の調査を行っており、大学教員の研究時間割合は32・1%と5年前と比べて0・8ポイント低下した。教育活動や学内業務等の割合が増えており、文科省の担当者は「学内の会議などを減らすべきだという認識は多くの教員が持っているが、なかなか変わっていない。学内マネジメント改革などを進めるよう促していきたい」という。高市早苗科学技術政策担当大臣は「関係省庁としっかり連携しながら研究時間の確保の取り組みを推進しなければならない」と話す。
© 2024 THE SCIENCE NEWS