2026.01.01 人物

近年、日本の研究力が相対的に低下していると指摘されている中、坂口志文氏、北川進氏がノーベル賞を受賞した。21世紀に入ってからの国別受賞者数を見ると、日本はアメリカに次いで世界第2位であり、アジア地域の中では圧倒的に多い。なぜ、日本のノーベル賞受賞がこれほど多いのか。今後も受賞者を生み出していくためには、どのような取り組みが必要なのか。今年の新春インタビューでは、日本学術振興会の杉野剛理事長に、学術研究の歴史的観点などから、お話を伺った。
【すぎの・つよし】京都大学経済学部卒、昭和59年文部省採用。文部科学省で科研費を担当する学術研究助成課長や国立大学法人支援課長、私学部長、(独)国立文化財機構理事などを歴任、研究振興局長を経て、令和4年4月1日から現職。
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