ＮＴＴは、中期経営戦略で打ち出したグローバル事業の一層の競争力強化に向け、次世代技術の基礎研究強化をグローバルに拡大・展開していくため、来年７月１日に北米シリコンバレーに、新たな海外研究拠点となる研究法人「ＮＴＴ　Ｒｅｓｅａｒｃｈ　Ｉｎｃ」を発足させる。新研究法人の傘下には「量子計算科学研究所」および「暗号情報理論研究所」「生体情報処理研究所」の３研究所を同時に設置。それぞれの分野で世界トップクラスの研究者を各研究所長に招き、これまでＮＴＴ研究所が重視して取り組んできた基礎研究を、ＮＴＴ外部の国内外の優れた研究者たちと連携して展開する。
ＮＴＴは１１月２９日と３０日の両日、ＮＴＴ武蔵野研究開発センタ（東京都武蔵野市）で「ＮＴＴ　Ｒ＆Ｄフォーラム２０１８　秋」を開催したが、同フォーラム前日の２８日に、澤田純代表取締役社長と川添雄彦取締約研究企画部門長が基調講演し、その中で研究開発の海外展開について話した。

澤田社長