2019.02.01 大学改革
会見で検討会設置について語る国立大学協会の山極壽一会長
今年4月から国立大学の運営費交付金の1割が共通指標に基づいて配分されることになった問題で、国立大学協会(会長=山極壽一京都大学長)は1月23日、教育・研究のそれぞれの成果について客観的な指標と分析・評価手法を検討するための検討会(座長=西尾章治郎大阪大学長)を設置した。また教育・研究のコスト可視化に関する検討会(座長=久保千春九州大学長)もすでに立ち上げており、4月をめどに一定の考え方を取りまとめることで、運営費交付金配分ルールの改善を目指す。山極会長は「文部科学省と話をしながら、今後に向けて安定的な運営費交付金がきちんと配分されるように努力を続けていきたい」と話している。
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