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2019.02.08 研究・成果 産学連携 大学等 研究機関

独自のアルツハイマー病変検出法の有用性検討

国立長寿医療研究センターと島津製作所は、豪州のアルツハイマー病コホート研究組織AIBL(Australianm Imaging, Biomarker & Lifestyle Flagship Study of Ageing)、京大、東学、東京都健康長寿医療センター、近畿大と共同で確立したアルツハイマー病変検出法を用い、約2000の血液検体について分析を開始した。
これは、日本医療研究開発機構(AMED)の長寿・障害総合研究事業認知症研究開発事業「適時適切な医療・ケアを目指した、認知症の人等の全国的な情報登録・追跡を行う研究」(オレンジレジストリ研究)の一環として取り組むもの。 高齢化が進む日本国内では、認知症患者が2025年に700万人超になると予測されており、特にアルツハイマー病の対策が焦眉の課題となっている。
検出手法は、わずか0・5㍉㍑の血液から脳内のアミロイド蓄積度合いを推定できる独自技術。この手法の精度や有用性を国際的な共同研究の中で多角的に検証すべく、AMED委託研究開発の一環で、世界の研究機関から血液検体を収集し分析を開始した。検体の測定は、昨年8月から同技術による受託分析事業を開始した島津製作所グループの島津テクノリサーチが実施し、2019年3月末に完了する予定だ。

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