日立製作所は、iPS細胞大量自動培養装置「iACE2(アイエースツー)」を、人の再生医療等製品に使用するiPS細胞の商用製造が可能な装置として国内で初めて製品化し、3月8日に第1号機を大日本住友製薬の再生・細胞医薬製造プラント(SMaRT)に納入した。外部から汚染されない閉鎖系システムであり、1回の培養で10億個もの大量のiPS細胞を培養できるのが同装置の特徴である。さらに、3月末には第2号機も納入する予定で、日立は同装置の提供を通じて、大日本住友製薬が進める再生医療事業の商用生産体制確立を支援する。
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