統合イノベーション戦略推進会議は３月29日、数理・データサイエンス・ＡＩ関連の教育を充実するとともに、新たな研究開発目標やロードマップなどを定めたＡＩ戦略案（有識者提案）を了承した。今後、各省施策に反映し、夏には政府のＡＩ戦略として取りまとめる。有識者会議の安西祐一郎座長（日本学術振興会顧問）は「数理・データサイエンス・ＡＩの基礎を、これからの読み書き・そろばんにしたい。ＡＩの社会実装を通じて社会課題解決と産業競争力の強化、さらに社会・産業の構造転換を促したい。そして、我が国をＡＩ活用で世界をリードする国にしたい。そういう思いで取りまとめた。各省の施策の寄せ集めではなく、省庁横断的に取り組むべき観点に力点をおいている。ＡＩ戦略を政府として早急に作成し、迅速果敢に取り組んでいただきたい」と話した。